良性発作性頭位めまい

良性発作性頭位めまい症

良性で回転性めまいを起こす疾患で最も多く、40才以降の中高年に発症(まれに30才前後から)
耳鳴や難聴はなく、起き上がり、寝返り、薬を飲むときや洗顔時など決まった方向への動作でめまいが出現する。
数秒~30秒長くても1分以内で治まり、ほとんどは自然に2~3週間以内に治まることが多い。

慢性化した場合


急性期治療が不十分な時などには慢性化することがあり、何かの拍子にフワッとするようなめまい感が出現する。

当院では良性発作性頭位めまい症に対しても鍼灸治療をおこなっております。

まずはセルフチェック

首・肩がこる。特に起床時しばらくは特にその傾向にある。

エラがはっているように見える

口が開けにくい


舌の周辺がガタガタになっている

以上のような所見があれば特に当院の鍼灸治療が有効です。


難聴や耳鳴、めまい感などは1回/週程度の頻度で通院が必要です。
それらが消失すれば1回から2回/月程度の頻度で経過を観察し、徐々に通院感覚を開けていきます。


当院の症例


症例:50才女性 主訴:めまい、現病歴:数年前に突如めまいが出現し耳鼻科受診。各種検査で良性発作性頭位めまい症と診断された。それ以来、急に振り返る、上を向く際などにフワッとするめまい感が出現するようになった。悪天候時や疲労蓄積時などに回転性のめまい発作が出現する。発作が生じてもじっとしばらくしていると数分以内に治ってしまう。投薬治療などもあまり効果が無いようだったので、うまくつきあわないといけないものと考えていた。
首・肩こり、顎関節のクリック音あり、側湾症のため左右差強い、
当院独自の耳鼻科系疾患のポイントに施術
徐々に回数軽減し、消失。12ヶ月間の経過観察でも回転性めまいは出現しないようになった。