院長

ご挨拶

院長写真

鍼灸=痛みの治療というイメージを大半の人が持っておられるものと思います。現実に医療の中にはペインクリニックの一部として取り入れられたという歴史があります。そして医療関係者、特に医療研究者の検証結果により少しずつ認知されはじめ、現在では東京大学病院をはじめ多くの大学病院内でも鍼灸が取り入れられ、現代の医療を補完する形として大きな役割をはたしているといえます。また欧米では日本以上に鍼灸を医療の中に積極的に取りいれる動きが加速しています。痛みの治療以外にガンの緩和ケア、不妊治療、うつ病やパニック障害、手術後に現われるさまざまな症状、薬の副作用、薬物依存等々で用いられています。
またアメリカにおいては米軍の戦地からの復帰プログラムの中にも鍼灸治療のメニューが入っています。
これが統合医療とよばれるものです。
このように痛みは当然ですが、痛み以外のさまざまな分野で鍼灸は用いられています。
では日本はどうでしょうか?
東京などの大都市では既に痛み以外の症状に対して鍼灸は効く!と認知されていますが、ここ石川県のような田舎では未だ鍼灸=痛みという図式が成り立っています。これは利用する患者さまはもとより、治療する側の鍼灸師もそのような認識になっているからです。鍼灸師にとって疼痛治療はできて当たり前なのです。
こんな声をたくさん聞きました。
『大都市ではさまざまな分野の鍼灸を受けることができるが、田舎ではそもそもそんな鍼灸をする鍼灸師がいない』
患者さまにとってこんな不都合はありません。
私はこの図式を打破したいと考え、これまでに不妊治療や骨盤位鍼灸に取り組んできました。またうつ状態、うつ症状の治療、再発予防、冷え性やストレスが原因での体調不良なども同様です。
石川県の患者さまも東京、名古屋などの大都市と同じような鍼灸を受けることができることを知ってもらいたい。そのことで鍼灸の本当の良さ、すばらしさを知ってもらうことができると思います。
『お灸は体に火をつけるのではない、心に灯りをともすのである』という言葉があります。
文字通り当院でも苦しみ悩んでいる患者さまの心に灯を照らすことが出来るような、そんな鍼灸師、鍼灸院になるために日々精進していきたい。
この道は一生勉強、たかが臨床歴20年では鼻たれ小僧といわれる世界ですが、日々努力しながら鍼灸道を進んでいきたいと考えています。



富山県での講演会にて

プロフィール

[名前]
豊島清史
[趣味]
スポーツ観戦(楽天イーグルス)・釣り
[略歴]
1972年生まれ
1994年明治鍼灸大学(現:明治国際医療大学)卒業 鍼灸学士
卒後整形外科病院にて4年間研修(鍼灸治療、手技療法、テーピング療法などを学ぶ)
トリガーポイントと出会う

1998年金沢市はしもと医院、橋本英樹先生に師事し、
内科・漢方・鍼灸治療を含めた東洋医学を学ぶ。
同時に鍼灸治療室長となり、臨床経験を積む。

2002年当地においてとよしま鍼灸院開業

2002 トリガーポイント鍼灸外来開設
2004 逆子外来開設
2006 不妊症外来開設
2015 鍼灸治療を自費中心に変更

全日本鍼灸学会認定鍼灸師
石川県鍼灸マッサージ師会常務理事 広報局長
日本東洋医学会北陸支部 参与
日本生殖医学会 会員
酔耀会 会員
石川県鍼灸研究会 幹事
[メディア掲載]