耳管開放症の鍼灸

耳管開放症にお悩みの方へ、鍼灸療法が持つ自然なアプローチで、耳のバランスを回復しましょう。症状の根本原因にアプローチし、絶え間ない快適さを取り戻します。

〈耳管開放症〉

耳管開放症とは通常は閉じている耳管が何らかの原因で閉じなくなってしまった状態のため、

自分の声が強く響く

自分の呼吸音が聞こえる

耳が詰まった感じがする

耳鳴りやめまい

など様々な症状が出る症状です。上記のような症状➕姿勢によって症状が変化する、横になって寝ると楽になるなどの変化があればその可能性は高いと言われています。原因は明確になっていませんが、首や肩こりがある人に多いことや自律神経が乱れていると、耳管開放症になりやすいとも指摘されています。

〈鍼灸療法のアプローチ〉

鍼灸にできることは大きく分けて3つです。

①耳管の血流を改善させて収縮できるようにする。

②自律神経を調整することで耳管を正常化させる。

③心身の疲労状態、免疫力低下状態を正常化させることで収縮できるようにする。

〈セルフチェック〉
以下のような症状があれば鍼灸療法が適応する可能性があります。




首や肩がこっている


口が開けにくい

舌の周辺がギザギザになっている

鍼灸療法では主に三叉神経領域の経穴が良く用いられます。これは耳管を開孔する口蓋帆張筋の神経支配だからです。また同様に大後頭神経、舌咽神経の末梢の枝が分布している経穴に鍼灸をおこなうと効果があることも報告されています。具体的には『四白、大迎、頬車、天柱、白喉、内耳点』などに鍼灸をおこなうと良いようです。

自律神経の観点でいうと耳管の粘膜にある神経節は自律神経と深い関係があることが確認されています。抗コリン剤という副交感神経遮断するお薬で治癒したのも報告されていることからも自律神経が深く関与している疾患であると言うことがわかります。鍼灸では中耳粘膜の知覚を司る舌咽神経の抹消の枝に鍼刺激を行うこと、自律神経性の不均衡を是正することで耳管収縮を促し血流の改善を目指します。

次に全身状態からこの疾患を考えてみます。

〈心身共に疲れていませんか?〉

耳管開放症の患者さんは心身が疲れている人、強烈なストレスがある人、それが継続している人が多いと報告されています。これを受けて耳症状は心身症の一つであると指摘する研究者もいます。もう一度ご自身の状態を再確認してみてください。当院の患者さんを振り返ってもほとんどの人は発症時期に強烈なストレスがあった、もしくはそれが継続している人でした。ストレスにより自律神経も乱れ不眠、食欲減退、倦怠感などもありました。耳鼻科での治療に難渋している場合はこのようなタイプが多いと考えられます。ストレスによる疲労状態があれば耳局所の治療のみではなかなか改善してきません。

これはそこで鍼灸の抗ストレス作用を利用し全身状態を改善させることが治癒力の向上につながるのです。

耳管開放症による不快な症状から解放されませんか?鍼灸の知識と技術を駆使して、あなたの耳の健康をサポートします。

当院では耳管開放症以外の耳症状に対しても鍼灸施術をおこなっています